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- 鉱種:
- 鉛 ベースメタル
豪州・西オーストラリアEsperance Portで7人が血液中の鉛濃度オーバー
地元紙等によると、鉛汚染によって4,000羽の鳥が死んだとされるEsperance Portで、5歳以下の子供1名と大人6名が、血液検査で血液中の鉛濃度がWHOの基準値を超えていたことが明らかにされた。
WHOの血液中の鉛濃度のガイドラインは10μg/dlであるが、子供が11μg/dl、大人は、21μg/dlの人が1名いたほか、3名が11μg/dl、12μg/dlと14μg/dlがそれぞれ1名いた。
4月第1週、西オーストラリア州健康省の係員は、港周辺の海から採取された海産物から警告すべき高レベルの鉛とニッケルが検出されたため、Esperanceの人々に魚貝類・甲殻類を食べないよう警告した。2週間前には、州健康省はタンクの水を飲まないように警告した。
Esperance Port港湾当局は、4月になって鳥の死亡原因が特定されるまでMagellan Metals Pty Ltd.(本社パース、以下Magellan社)のMagellan鉛鉱山からの炭酸鉛の輸送と港からの出荷を停止した。
地元の住民は、港からの永久的な鉛出荷の禁止を求めている。しかしMagellan社は、2005年から鉛精鉱を出荷しており、炭酸鉛を密封した鉄の容器で送るか、炭酸鉛をペレットにして送ることを考えている。