ニュース・フラッシュ
2007年4月9日
ロンドン
高橋健一
コンゴ民主共和国政府、既存の鉱業協定の見直しに伴い、新たな協定に関する交渉を一時的に中断
各社報道によれば、コンゴ民主共和国政府が、企業が新規に同国鉱業権益に参入するための、鉱業協定に係る交渉を一時的に中断している、と報じた。これは、現在政府が進めている、既存の鉱業協定の見直し作業に伴うもので、その作業が完了するまで、中断される見通しであるという。見直しされる既存の鉱業協定の多くは、内戦前、及び内戦中の混乱期に締結されたもので、非合法的なものも含まれているとし、今回行われている見直し作業は、協定の無効化も含め、これらを整理するための作業であるとしている。現在、多数の企業から新規参入の意向が寄せられている模様であるが、新たな鉱業協定に係る交渉の再開は、既存協定の見直しが完了した後としているものの、現時点で、その具体的時期は明らかにされていない。
