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ニュース・フラッシュ

2007年4月16日 ロンドン 高橋健一

ロシア・日本のウラン市場への積極的な参入姿勢を表明

 各社報道によれば、ロシア連邦原子力庁(Rosatom)のKiriyenko長官は、ロシアのテレビのインタビューで、ロシアが、日本の低濃縮ウラン燃料市場に積極的に進出する意向で、今後、日本の市場シェアの25~30%台までに伸ばすことも期待できる、と述べた。これは、今後、交渉が開始される政府間の日ロ原子力協定を始め、原子力関係日本企業との取引交渉が具体化してきていることを踏まえたものである、としている。また、同長官が来日した際の、日本の原子力産業各社との会談内容にも触れ、日本企業はロシアからのウラン調達に積極的であり、加えて、プラントメーカー企業は今後のロシアでの大規模原子力発電プラントの建設などに興味を示しているという。一方、ロシア側は、日本国内の核燃料生産における日本企業との協力などに興味を示しているとしている。

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