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ニュース・フラッシュ

2007年4月17日 サンティアゴ 中山 健

チリ・CODELCO Salvadorディビジョン存続を模索

 4月5日付け地元紙等は、CODELCOは既にSalvadorディビジョンを2008年から2011年にかけて段階的に閉鎖することを決定しているが、同ディビジョン存続を模索していることを報道した。それによるとSan Antonio鉱床(El Salvador鉱山から西方に20km離れた旧Potrerillios鉱山の深部)の酸化鉱および硫化鉱(鉱石埋蔵量213百万t、銅品位0.48%、1~3万t/年の銅生産規模)の開発、El Salvador鉱山の南西約100kmで発見されているInca de Oroでポーフィリー銅鉱床(資源量300百万t、銅品位0.5-0.6%、1~3万t/年の銅生産規模)の開発、更に現在採掘中のEl Salvador鉱山でバイオリーチングによる銅回収が検討されている。Potrerillos製錬所はEl Salvador鉱山の付属製錬所で山元にあるが、El Salvador鉱山閉山後も、近隣鉱山から銅精鉱を受入れ存続することが決定している。
 閉山に対しては労働組合や地元住民が強く反対しており、反対運動の沈静効果を狙ったものかも知れない。

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