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ニュース・フラッシュ

2007年4月17日 バンクーバー 武富義和

PNG・Barrick社、Porgera鉱山の権益拡大

 Barrick社は、Emperor社が保有するパプアニューギニアのPorgera鉱山の権益20%を買い取ると発表した。
 これで、Barrick社の権益比率は、75%から95%に上昇。買い取り金額は、250百万$に上り、この権利行使は2007年4月1日からとなる。また、この取引に関連して、Emperor社はBarrick社に対し自社の発行済み株式投資額の15%までの取得を容認するとしている。Emperor社の役員会並びにEmperor社の株式78%を保有するDRG GOLD社は、今回の取引について好意的であり、株主に対しても支持するよう要請している。なお、この取引によりPorgera鉱山の権益を持つ会社はBarrick社とMineral Resources Enga社(Enga社)となるが、Barrick社はEnga社に対し、5%を限度として権益の売却を考えている。
 今回の取引は4か月以内に締め切られ、パプアニューギニア政府の許可の下、発効することとなる。
 Porgera鉱山は2006年には542千oz/年の金を生産しており、9.42百万ozの金の可採埋蔵量がある。Barrick社は2006年1月Placer Dome社の買収により同鉱山の権益75%を取得していた。

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