ニュース・フラッシュ
2007年4月17日
バンクーバー
武富義和 2007. 4. 17 北京 土屋春明
Ivanhoe Mines社、Oyu Tolgoi開発について、モンゴル政府と基本合意
Ivanhoe Mines社とRio Tinto社は、モンゴル南ゴビ地域のOyu Tolgoi銅-金プロジェクトの開発について、モンゴル政府の作業部会との間で、2007年4月10日、投資に関して基本合意に達したと発表した。 なお、本件については、これから内閣、国会でのレビューと承認、内容の最終的な詰めが必要であるため、詳細については、内閣に承認された後に発表されるとしている。 同プロジェクトは、少なくとも銅15百万t、金17.3百万ozを埋蔵しており、当初2006年からの生産を予定していたが、最新の計画では2009年開始となっている。また、現在、Ivanhoe Mines社とRioTinto社が保有する権益についても、新鉱業法ではモンゴル政府がプロジェクト権益34%までの取得を認めていること、更に、銅、金産業への「windfall profits(超過利得)」への課税制度の導入されれば、金属価格が設定した価格(銅は2,600US$/t、金は500US$/oz)を超えた場合、その価格の68%分を税としてモンゴル政府に支払うとなっており、その行方が注目されている。
