閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2007年4月19日 シドニー 永井正博

豪州・Fortescue社、サイクロン被害によりPilbara鉄鉱石プロジェクトのコスト増

 Fortescue Metals Group社(本社パース、以下Fortescue社)は、3月のサイクロンGeorgeにより、Pilbaraの鉄道建設キャンプでFortescue社の労働者2名が死亡したほか負傷者がでた災害によって、鉄鉱山・鉄道・港湾の建設コストが2,247百万A$から106百万A$上昇し、2,353百万A$になることを明らかにした。
 コスト上昇は、被害を受けた鉄道インフラのエンジニアリングと、サイクロンで破壊された労働者の居住施設Camp 1の再建のためである。
 このサイクロンGeorgeによる被害とプロジェクトの遅延により、2008年の生産見込み量は減少し、Fortescue社は、750百万US$(896百万A$)を失う見込み。
 生産開始は2008年3月を予定していたが、現在、同年5月開始に変更された。2008年の鉄鉱石生産は、当初計画の34百万tを引き下げて25百万tを予定している。

ページトップへ