ニュース・フラッシュ
2007年4月20日
シドニー
永井正博
Rio Tintoの2007年第1四半期の財務報告
Rio Tintoは、2007年第1四半期の財務報告を行った。
それによると、鉄鉱石生産は対前年同期比で12%増加となった。これは、西オーストラリア州で2008年第4四半期までに、220百万t/年へ生産能力拡張を目指している50億A$の鉄鉱石拡張プログラムの進展を反映している。しかし、2006年第4四半期と比べると、今期は港湾と鉄道へ影響を与えたサイクロンにより生産が減少している。
銅鉱石生産は、対前年同期比で3%減少であった。主としてUSAのユタ州のKennecott鉱山の低品位による。銅地金は、チリのEscondidaの生産増により、対前年同期比19%増加であった。
Rio Tinto全体のウラン生産は、対前年同期比で16%減少した。これは北部準州のRanger鉱山が、2月の大雨により採掘と処理プラントの操業が一時停止したことによる。ナミビアのRossing鉱山の生産は3%増加であった。
Rio Tintoは、2007年第1四半期の探鉱に対前年同期比で26%の増の72百万A$を投資している。生産に供するため、長い寿命を持つ鉱床の探鉱努力が、南極を除くすべての大陸で続けられている。
