閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2007年4月23日 バンクーバー 武富義和  2007. 4. 19 メキシコ 小島和浩

メキシコ・Goldcorp社(加)及びSilver Wheaton社(加)、Penasquito鉱山の産銀量の25%の売買契約に合意し、関係を強化

Silver Wheaton社(本社バンクーバー)は、Penasquito鉱山の操業期間内に生産される銀の25%を購入する契約についてGoldcorp社(本社バンクーバー)と合意に達した旨、4月16日付け同社HPに発表した。 この期間契約の下、Silver Wheaton社は、Goldcorp社に対し、485百万$を現金で支払うことになる。また、これに加え、銀1oz当たり3.90$相当の操業コストを支払うことになる。この契約により、Goldcorp社は、Penasquito鉱山の建設資金調達が大いに容易となった。 Goldcorp社は、Silver Wheaton社の発行済み株の49%を保有するとともに、Penasquito鉱山で生産される75%相当の銀の販売権を持つことから、銀についての優位性を保持できるとしている。 一方Silver Wheaton社は、Goldcorp社保有の権益が20%を下回らない限り、Penasquito鉱山からの25%分の銀の販売についても優先権を持つことになる。 Penasquito鉱山はGoldcorp社がメキシコZacatecas州に保有する多金属(金・銀・鉛・亜鉛)鉱山であり、2008年後半に生産開始し、2009年後半にフル生産体制に入る。2006年6月時点の確認埋蔵量は、金10百万oz、銀575百万oz、鉛1.7百万t、亜鉛3.6百万tといわれ、鉱山寿命は17年と見積もられている。 n Silver Wheaton社は、Weaton River社をGoldcorp社が買収した際に、分離独立した銀専業の会社ではあるが、2006年には銀13.5百万ozの売買で85.2百万$の利益を上げている。同社は2009年には銀の販売量を22百万oz、2012年には26百万ozにしたいとしている。

ページトップへ