ニュース・フラッシュ
2007年4月23日
ロンドン
高橋健一
ロシア、モンゴル政府・ウラン開発・濃縮分野での協力協定を締結
各社報道によれば、ロシア政府とモンゴル政府は、相互国でのウランの探鉱、鉱山開発、濃縮分野での協力協定に調印したことを、ロシア連邦原子力庁(Rosatom)が発表した。この協力協定は、ロシア側がRosatom長官、モンゴル側が工業貿易大臣により署名され、ウラン資源のみならず、関連する他の鉱物資源も含まれているとしている。この協定に基づくワーキンググループが設立され、今後3か月を目処に、法制の整備、専門化育成、生産設備の新設などを内容としたアクション・プラン案を策定する計画である。また今回の協定調印に際し、Rosatomの Kiriyenko長官はモンゴル首相とも会談し、両国国境地域にあるウラン鉱床の共同開発など、具体的な案件が話題に上った、としている。
