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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2007年4月23日 ロンドン 高橋健一

ロシア・2010年までの非鉄生産量は13%増と予測、アルミ需要は49.2%増

 各社報道によれば、ロシア経済開発貿易省は、2008~10年の社会経済開発予測の中で、2010年時点でのロシアの非鉄全体での生産量は、2006年との比較で、約13%の上昇を見せると予測している。この予測は、現在提案されている大規模投資プロジェクト計画を基に作成されているとし、アルミニウム部門では、Rusal社の年産60万t規模のTashhet製錬所の建設が大きく貢献するとし、銅部門ではウラルにおける新規鉱山の建設が、年間生産を年2~3%引き上げ、また、亜鉛部門における、ウラルでの製錬プラント建設も生産量増加の要因であるとしている。2007年生産量の予測では部門別の予測が示されており、2006年との比較で、アルミニウムが6%増、銅が2%増、ニッケルが4.6%増と予測されている。
 同時に、同期間でのロシア国内での需要、投資予測も発表されている。これによれば、国内アルミニウム需要は49.2%増、固定資本投資額が46.4%増と予測されている。

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