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ニュース・フラッシュ

2007年4月24日 北京 土屋春明

中国政府、一部商品の輸出税還付率の引き下げ検討

 安泰科によれば、商務部スポークスマン王新培は中国政府が現在の輸出入状況を考慮し、鋼材を含む一部商品の輸出税還付率の引き下げを検討していると述べた。2006年12月15日より、中国は一部輸出商品の輸出税還付率の調整を実施している。内訳は、鋼材の輸出税還付率を11%から8%に、セラミック、一部製品革、セメント、ガラスの輸出税還付率をそれぞれ13%から8%か11%に、一部の非鉄金属材料の輸出税還付率を13%から最低5%に、紡績品、家具、プラスチック、ライター、一部の木材製品の輸出税還付率を13%から11%に引き下げた。
 輸出税還付率を引き下げることにより、貿易黒字額の減少に繋がり、2006年第3、4四半期に比べ、2007年第1四半期の貿易黒字額は減少する傾向を示している。なお、一部非鉄金属材料の対象としては亜鉛含有率99.995%超の地金の輸出税還付率を5%から0%に引き下げる可能性が高いとのことである。

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