ニュース・フラッシュ
2007年5月3日
シドニー
久保田博志
Zinifex社、鉱業セミナーで鉱山ビジネス戦略を示す
Zinifex Limited(本社メルボルン、以下Zinifex社)は、5月2日、資源関係セミナー(Macuquarie Resources Conference)において、4年以内に操業中或はそれに近い鉱山を買収する方針を示した。
Zinifex社は、製錬部門を分離して新会社Nystar社への資産移転を今年中には完了する計画で、同社CEOのGreig Gailey氏は、「(同社が)鉱山事業を拡大していくには、収益性が高く、寿命の長い鉱山が必要。同社にとっての中核となる鉱種は、亜鉛・銅・銀・錫・金であって、その他は採掘しない。ターゲットとする鉱床タイプは、火山性塊状硫化物鉱床(VMS)・スカルン鉱床・堆積噴気鉱床(SEDEX)である。360百万C$規模で買収するWolfden鉱床(カナダ)、Dugal River鉱床(クィーンズランド州)を4~10年を目処の開発する計画である」ことなどをセミナーで発表した。
