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ニュース・フラッシュ

2007年5月4日 シドニー 永井正博

豪州・Barrick Gold社、豪州の環境団体から抗議

 地元紙等によると、カナダのBarrick Gold社は、5月3日、オーストラリアの環境団体Cyanide Watchから抗議を受けた。内容は、NSW州のLake Cowal金鉱山について、Barrick社は、鉱物処理に地下水汚染により健康被害を引き起こすシアン化合物を使用しているのに、なぜ、水の供給割り当てのライセンスを受けたのかという質問である。
 抗議活動は、NSW州国土省の前とPacific National社のChullora鉄道構内で行われた。目的は、Lake Cowal鉱山のシアン化合物の使用とクイーンズランド州の工場からのシアン化合物の鉄道輸送をやめさせることである。
 Cyanide Watchは、情報開示請求によって水使用のライセンスの文書を入手しようとしたが、Barrick社が得ているすべての生産井のうち28ライセンスを入手できたが、残りは報道管制がしかれていると述べた。NSW州国土省は、もし情報開示下で情報が入手できないというなら、それは商業上の秘密によるものだと述べている。

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