ニュース・フラッシュ
2007年5月6日
シドニー
永井正博
Coeur d’Alene社(米国)、Bolnisi Gold社(豪州)、Palmarejo社(カナダ)の合併
米国の銀生産会社Coeur d’Alene Mines Corporation (以下Coeur社)とBolnisi Gold NL社(本社シドニー、以下Bolnisi社)とPalmarejo Silver and Gold Corporation(本社ケベック、以下Palmarejo社)は、5月3日、合併に合意したことを発表した。
議事録によるとBolnisi社の株主はBolnisi社の1株に対しCoeur社の0.682株、Palmarejo社の株主は、Palmarejo社の1株に対しCoeur社の2.715株を受け取れる。Coeur社は、合計で271.3百万の新株を発行する。
合併は、世界最大の銀会社の設立となり、2009年には、約32百万ozの銀と約290,000ozの金が生産されること、資源量ベースでは、銀量で精測・概則資源量364百万oz、予測資源量96.6百万oz、金量で精測・概則資源量3.4百万oz、予測資源量0.95百万ozを保有すること、2007年から2009年にかけて銀生産量の伸びは年間47%と見込まれ、銀の利益が最大となること、銀のヘッジをしない方針であるので銀価格に対する影響力が最大となること、等の戦略的に重要な利益が生じると見込まれている。
