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ニュース・フラッシュ

2007年5月7日 ロンドン 高橋健一

Norilsk Nickel社、ロシア・Chita州Bystrinskoye多金属鉱床のJORC基準による鉱物資源量発表

 ロシア非鉄大手のNorilsk Nickel社は、4月20日、ロシアChita州のBystrinskoye多金属(銅、金、銀、鉄)鉱床の既知データによるJORC基準での監査を完了し、その結果での鉱物資源量を発表した。発表された内容は、次のとおり。

区分

鉱物資源量
(百万t)

品位(%)

金属含有量

銅(千t)

金(千oz)

銀(千oz)

鉄(千t)

概則+精測

293.71

0.74

0.85

4.97

23.70

2,187.3

8,028.1

46,954.3

69,624.2

予測

55.13

0.37

0.50

6.12

12.33

203.3

892.1

10,847.7

6,796.6

  また、同鉱床の側方、深部域の探鉱プログラムも展開されており、その結果も今後反映される予定であり、この探鉱プログラムは2007~2009年の期間、11百万US$を投じて行われる計画である。今後の焦点は、10百万t規模の鉱石処理プラントの建設を含む鉱山開発の全体計画の策定であり、同社の計画では、2011~2012年での鉱山操業を目標としている。
  また、同鉱床開発に関連し、ロシア連邦投資基金とNorilsk Nickel社との間で、鉱山輸送インフラとしての鉄道建設に関する共同プロジェクトも進められており、開発期間は2007~2011年、投資額は1,981百万US$、それぞれの投資分は、連邦投資基金が69%、Norilsk Nickel社が31%となっている。

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