閉じる

ニュース・フラッシュ

2007年5月15日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・CODELCOの下請け労働者による過激デモが発生

 地元新聞紙の報道によると、5月10日、Andina事業所の請負業者従業員約100名が早朝から同鉱山の入り口に通じる道路にバリケードを築き、古タイヤを燃やす等の過激なデモ行為を行なった。
 これは、2006年10月に施行された「請負事業及び短期労働者派遣事業法」が遵守されていないこと、銅価高による特別手当が支払われていないことを不満として起こした行動であるが、Andina事業所の2,000人の下請け従業員、El Teniente事業所の下請け従業員8,000人の内の1/3、Ventanas事業所の下請け従業員もこれに呼応してストライキ入りする動きを表明した。Codelco Norte事業所及びSalvador事業所でも請負従業員が組合員総会を開催してストを行なうか否かを協議しているという。
 Andina事業所のデモは、同日14時、Los Andes県のRetamal長官が現場に出向きAndrade労働大臣が組合の役員と面談することを約束したと伝えたため、一応収束した。本件に関して、CODELCO側は操業には一切影響しなかったと述べている。

ページトップへ