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ニュース・フラッシュ

2007年5月15日 サンティアゴ 中山 健

CODELCO・Salvadorディビジョン、酸化鉱生産終了2010年まで延長

 CODELCOは5月7日、Salvadorディビジョンの酸化鉱生産終了を2010年末まで延長すると発表した。CODELCOは2005年7月にSalvadorディビジョンの酸化鉱生産を2008年末に終了し、硫化鉱生産を2011年末に終了すると発表していた。昨今の銅価格高値推移により2年間の延長を決定したものである。2010年までの2年間に酸化鉱から20,000t/年のカソードを生産することになる。硫化鉱採掘は、予定どおり2011年に終了する。この間60,000t/年の銅生産が計画されている。El Salvador鉱山では、現在Turquoise Gluch深部の硫化鉱および酸化鉱床であるDamiana鉱床の採掘を行っている。
  2005年の閉山発表以来地域住民や地方政府から閉山に対する強い反対があり、CODELCOは既存鉱床の残存鉱量に対するバイオリーチングによるSX-EWカソード生産や近隣で発見された中規模銅鉱床の採掘により同ディビジョンの存続を模索していたが、2008年末の酸化鉱生産終了は免れたことになった。

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