閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年5月15日 北京 土屋春明

中国・江西銅業集団公司、世界銅産業のベスト3を目指す

 安泰科によれば、中国大手銅生産企業である江西銅業集団は、17か月間の工事により傘下の貴渓製錬所の30万t銅製錬建設工事がほぼ完了し、現在、設備の取り付け・調整を行っている。2007年8月1日には予定どおり試運転を開始する予定で、江西銅業集団公司は70万tの銅製錬生産能力を保有し、世界銅産業のベスト3に入る。
 本プロジェクトに対する投資総額は、約35億元である。傘下にある5か所の銅鉱山と持株により所有している四川、山西などの銅鉱山から毎年20万t(金属量)以上の原料を調達することができ、自山鉱による原料供給率は国が定めた基準の1/4以上となる。更に、海外からの銅精鉱長期供給契約を加えると十分に70万tの銅製錬能力を維持する原料を確保することができる。
 本プロジェクトは2005年12月に工事を開始し、世界最新の銅フラッシュ製錬技術及びステンレスの陰極板を使用するパーマネントカソード法を取り入れ、国家の産業政策及び銅産業参入条件に適合する銅製錬プロジェクトである。

ページトップへ