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ニュース・フラッシュ

2007年5月21日 リマ 西川信康

ペルー・多数のカナダ企業がウラン探査実施

 業界紙等によると、酸化ウランの価格は、中国における原子力発電所の増加を主な原因として、この1年でほぼ4倍に上昇しているが、それに伴い、今まで、経済性評価がマージナルであったペルーのウラン探査も活発化している。
 ペルー国内で最も精力的にウラン探査に取り組んでいるのはカナダ企業のVena Resourcesであり、2007年1月、世界最大のウラン生産企業Camecoと共同でペルー国内南東部プーノ県で探査を開始することを発表している。その他にも、Cardero Resources、Solex Resources、Frontierpacific Mining、Wealth Minerals、Strathmore Mineralsなど多数のカナダ企業がペルーの中部および北部でウラン探査を実施している。
  ペルー原子力研究所(IPEN)によればプーノ県にはペルー全体の埋蔵量の3分の1にあたる1万tのウランが存在しているとされる。同社のベガラ社長は、探査結果が良好であればFSを行い、4億$から5億$を投資してウラン精鉱の生産プラントを建設したいとしている。

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