ニュース・フラッシュ
2007年5月29日
サンティアゴ
中山 健
チリ・CODELCO、El Teniente鉱山深部開発に2009年から着手
地元業界紙は、CODELCOは15億US$を投じてEl Teniente鉱山の現在の採掘レベルの更に下位レベルの開発工事を2009年から開始することになるだろうと報じた。El Teniente鉱床は既採掘を含めると94百万tという銅金属量を有する世界最大の銅鉱床で2005年に開山100周年を迎えた。鉱体は円筒状をしており上部から掘削、現在レベル8と称される標高2,400mでブロックケービングによる採掘を行っている。レベル8の採掘が2020年に終了することになっており、それに引続く生産を行うため2009年から下位の開発準備を進めるもので第1期建設工事は2009年から2018年に行われる予定である。この計画は“Nuevo Nievel Mina”(新レベル鉱山)と称されるもので、規模が大きいことから、現在ある鉱山の下に新たな鉱山を建設するようなものだとCODELCO担当者は語っている。レベル8以深に鉱量15億t、銅品位0.96%の鉱床が連続していることが確認されている。
