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ニュース・フラッシュ

2007年5月29日 バンクーバー 武富義和

カナダ・Cameco社、中小ウラン探鉱会社に積極投資

 Cameco社は、バンクーバーベースのウラン探鉱ジュニアWestern Uranium社(WU社)の権益を20.1百万$で10%取得すると発表した。WU社はネバダ州のKings Vallyプロジェクト他、ニューメキシコ州に鉱区を持ち探鉱活動を行っている。Cameco社は、この提携により、WU社の案件が開発に至った際にはジョイントベンチャーの権益の70%を取得することになる。一報、WU社は、資金面でのCameco社のバックアップ、開発ステージへの早期移行の機会を得ることになる。
 Cameco社のCEOであるGrandey氏は、「Cameco社は80名のスタッフを抱え、探鉱に年間45百万$を費やしている。しかしながら、何処ででも探鉱が出来るわけではない。世界には400から500社に上る小規模な会社がウラン探鉱を行っており、パートナーを捜している。」と述べており、これらの探鉱会社との連携を模索している。
 Cameco社は、1年前、9.2百万$で北西ヌナブトに数十の鉱区を有するUNOR社の権益19.5%、また、2002年に設立され北西サスカチュワンで活動しているUEX社の権益21.6%を取得するとともに、ロシアのTenex社との提携等すそ野を広げる活動を行っている。

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