ニュース・フラッシュ
2007年5月29日
リマ
西川信康
エクアドル・Correa大統領、現行の鉱業権益認可規定を見直す考え
業界紙等によると、5月29日、Correa大統領は、Morona Santiago州の州都Macas市の146周年記念行事に主席して演説し、この中で、現行の鉱業権認可プロセスに問題があり、近く見直す考えを表明した。
同大統領は、現在までに全国で認可された約4,000件の鉱業権は混乱を招き、一部では住民間の紛争まで発展している。このためエネルギー・鉱山省は、現在、全国で鉱業フォーラムを開催し、紛争解決に当たっている。現鉱業法は世界銀行の支援によって草案されたもので、鉱業権認可に当たり、地元住民との事前協議を義務づけておらず、その認可プロセスに問題がある。本件は国政改革会議において見直され、地元住民の権利を保証した法令改正が必要であると主張した。
