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ニュース・フラッシュ

2007年5月30日 シドニー 永井正博

Pallinghust社、AMCI社とInvestec社と資源投資に関する戦略的提携

 資源ファンド企業で、元BHP BillitonのCEOのBrian Gilbertson会長率いるPallinghurst Resources社(本社ロンドン、以下Pallinghurst社)は、石炭等資源投資企業のAMCI社(American Metals & Coal International Inc.)と南アフリカの投資銀行のInvestec社の3社が、資源部門の投資に関する協力協定に合意したことを公表した。
 AMCI社とInvestec社はこの協定に基づきPallinghurst社に200百万US$を投資する。さらにPallinghurst社はアジアの大手鉄鋼企業と100百万US$規模の投資の話し合いが進んでいると述べた。これらの資金はプールされ、最終的には、Pallinghurst社は10億~15億US$に達することを期待している。
 Pallinghurst社とAMCI社は、Investec社にオーストラリアの資源企業のConsolidated Minerals(本社パース、以下ConsMin社)への投資を促している。2月23日に始まったConsMin社に対するビッドが、株主に承認されたら、3社は、NewConsMinと呼ばれる多角経営で中堅の鉱山会社の権益60%を所有し、残りは、現在のConsMin社の株主が所有することになる。
 ConsMin社の役員会はビッドを支持しているが、ConsMin社の株主は、ビッドが始まってから上がったニッケルとマンガンの価格が反映されていないことに失望している。株主の投票は2007年7月に行われる予定である。

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