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ニュージーランド沖合、Neptune社、海底熱水鉱床探査プログラムを開始
Neptune Minerals PLC(本社ロンドン、以下Neptune社)は、ニュージーランド沖合で2番目の探査プログラムKermadec 2007を5百万US$かけて開始すると発表した。これは、ニュージーランドの北島から北北東900kmの地点にある3つの鉱区のうち最も調査が進んでいるPL39-195の3,800km2で行われる。
Neptune社は、国際的海洋調査会社のGeo Subsea社とKermadec 2007プログラムの契約を結んだ。調査は水深3,000mで作動可能な遠隔操作車(Remotely Operated Vehicle: ROV)を装備した地質調査船で行われる。1か月のプログラムは、海底2,500mの塊状硫化鉱床(Seafloor Massive Sulphide:SMS)探査を目的に広範囲な音波と物理探査マッピングからなる。調査船は5月30日にニュージーランドのTaurangaを出発し、最初の調査結果は2007年7月に出る見込み。
2006年度Neptune社によるPL39-195ライセンスの探査費用はニュージーランドで実施された鉱物探査費用の70%以上に達した。
Neptune社の最高業務責任者のJohn Feenan氏は、Kermadecプロジェクト内の海底鉱床は、銅が優勢で高品位なものであったと述べた。Neptune社の遠隔操作車(ROV)により回収されたサンプルは高品位の金属が認められ、チムニーのサンプルからは平均品位で金11g/t、銀122g/t、銅8.1%、亜鉛5%、鉛0.5%が得られている。
Neptune社は、2006年の年間報告書で、予備冶金テストの結果、海底塊状硫化物(SMS)は陸上で標準的な硫化物処理工程で処理できると述べている。Neptune社は、ニュージーランド沖合に3鉱区合計で63,000km2以上の探鉱ライセンスを所有している。
