ニュース・フラッシュ
2007年6月5日
北京
土屋春明
中国アルミ業集団公司、豪州鉱山開発に24億US$投資へ
安泰科によれば、中国アルミ業集団公司の豪州ボーキサイト鉱山開発が実質的な進展を遂げ、5月26日、豪州の鉱業関係者と協定書を締結した。24億US$を投資し、豪州のクイーンズランド州東部に年間生産量210万tの酸化アルミ工場と1,000万tのボーキサイト鉱山関連施設を建設する計画である。本プロジェクトは、中国アルミ業集団公司が海外進出するための重要プロジェクトである。
情報によると、クイーンズランド州のAu-rukunアルミ鉱床の採掘租借権は1975年にフランスアルミ社に授与されていたが、同社は開発しなかった。2004年5月、クイーンズランド州政府が法律に基づき当該鉱床の租借権を取り上げた後、2005年に入札を行い、10社の企業が入札に応募した。
Au-rukunアルミ鉱山の埋蔵鉱量が5億tで、価値は100億豪$に相当する。年間750万tのボーキサイトを採掘することができる。中国アルミ業集団公司は年間210万tの酸化アルミ工場を建設する予定である。本プロジェクトは、中国が豪州に投資する最大の資源開発案件になる。
豪州のプロジェクト以外に、中国アルミ業集団公司はベトナム、ギニアでボーキサイト鉱山の開発及び酸化アルミプロジェクトのFSを実施し、ベトナムのDakNongボーキサイトと酸化アルミプロジェクト予備調査は2007年8月末に終了する。
