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ニュース・フラッシュ

2007年6月11日 メキシコ 小島和浩

メキシコ・カンポ・モラド多金属プロジェクト、ファラロン社(カナダ)がG-9鉱床開発開始

 ファラロン社(Farallon Resources Ltd. 本社バンクーバー)は、メキシコ鉱業当局からゲレロ州カンポ・モラド(Campo Morado)多金属プロジェクト内のG-9鉱床の土地利用変更(CUS:Cambio de Uso de Suelo)許可を取得し、同鉱床の開発工事が可能になった旨、6月6日付け同社HPに発表した。
 同社は、同鉱床採掘に関する環境影響評価報告書(Manifestación de ImpactoAmbiental)の認可を2007年4月に取得済であるため、今回のCUS許可取得により同鉱床開発工事に係る全ての許可を取得したことになる。また、最近同社は電力庁(CFE:Comision Federal de Electricidad)と同鉱床開発に必要とされる約15MWの電力供給に関する合意に署名している。この合意には、CFEの送電網から同鉱床までの総延長22.5kmの送電線工事をCFEが実施するという条項が含まれている。ファラロン社は開発工事に要する期間を12~15か月と想定しており、同鉱床の生産開始目標を2008年7月1に設定している。開発に要する資本コストは120~130百万US$、生産開始後3~4年間の地金生産量は、亜鉛120百万lb(54,000t)/年、銅15百万lb(6,800t)/年、銀1百万oz/年及び金9,000oz/年を見込んでいる。

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