メキシコ・鉱山冶金労働組合、6月15日からカナネア鉱山等でストライキを計画

　業界情報(6月11日付)等によると、メキシコ鉱山冶金労働組合(STMMRM：Sindicato de Trabajadores Mineros y Metalúrgicos de la República Mexicana)は、カナネア鉱山等グルポ・メヒコ(GM)社傘下の9鉱業所で6月15日からストライキに突入する計画であり、7,000人以上の労働者が参加する見込みである旨、発表した。本ストライキはGM社に新労働協約の締結を求めることを目的としており、当初6月10日から決行する計画であった。
　STMMRMのCarlos Pavónスポークスマンは、｢これらの鉱業所では労働協約の期限が切れているにも関わらず、GM社は新労働協約締結のための交渉を拒否する姿勢を変えていない。会社側はすでに協約の交渉を行っていると言っているが、その交渉は労働省が支持しているリーダー、Elías Moralesとの間でなされたものである｣と述べている。なお、2006年初めに公金横領の疑いを受け政府によって地位を追われたNapoleón Gómez同労組委員長は、2007年初めに委員長に復帰している。