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ニュース・フラッシュ

2007年6月12日 サンティアゴ 中山 健

チリ・民間鉱山会社、2007年第1四半期の利益30.29億US$

 6月1日付け地元紙等はチリ民間鉱山会社の2007年第1四半期の売上高は前年同期比7.7%増の58.3億US$。利益は前年同期比14.8%増の30.29億US$に達したと報じた。この要因は銅価格が前年同期平均の2.24US$/lbから2.69US$/lbに上昇したことによる。2007年第1四半期の銅価格は、前年同期を下回るであろうと見られていたが、中国の需要増が原因となった。収益額トップは、世界最大の産銅会社であるEscondida鉱山で、12.87億US$(前年比13.3%増)、以下Los Pelambres鉱山の3.27億US$(3.1%増)、Sur Andes社の2.78.億US$(16.5%増)、Collahuasi鉱山の2.50億US$(4.6%減)と続く。
 17の大規模民間鉱山会社納入する鉱業特別税は、2.7億US$に達する。カトリック大学鉱業センター長であるGustavo Lagos氏によると、第1四半期の特別税による実際の国庫収入は1.3億US$を上回り、このまま銅価格が2.69US$/lbを維持すれば、これらの鉱山会社は2007年1年間で前年を20%以上上回る6.67億US$を納入することになる。またこれら鉱山会社は第1四半期に所得税として9,0億US$を納税した。Lagos氏は2007年この銅価格がそのまま維持すればこれら鉱山会社の2007所得税総額は30.2億US$になるだろうと語った。

チリ大手17社の2007年第1四半期利益
単位:百万US$

鉱山会社

2007年
第1四半期

2006年
第1四半期

増減(%)

Escondida

1,286.8

1,135.7

13.3

Los Pelambres

326.7

317.0

3.1

Sur Andes

278.4

239.0

16.5

Dona Ines de Collahuasi

250.3

262.5

-4.6

Candelaria

133.6

103.7

28.8

Zaldivar

125.9

97.9

28.6

El Abra

124.4

152.3

-18.3

Cerro Colorado

89.7

71.4

25.6

Mantos Blancos

85.6

71.8

19.2

El Tesoro

67.6

49.0

38.0

Quebrada Blanca

61.9

54.2

14.1

Lomas Bayas

52.0

38.1

36.5

Punta del Cobre

36.6

18.7

96.1

Michilla

32.3

6.3

412.7

Mantos de Oro

29.8

-24.9

N.A.

Meridian

28.2

29.5

-4.4

Carmen de Andacollo

19.7

15.8

24.9

合計

3,029.4

2,637.9

14.8

(出典:2007年6月1日付けEl Diario紙)

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