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- 鉱種:
- 金 ベースメタル バナジウム レアメタル
ブラジル・Bahia州・Maracasバナジウム-白金族鉱床探鉱成果
カナダのジュニアカンパニーであるLargo Resources社は2006年10月Odebrecht S.A. (ODEBRECHT)およびCaemi Mineracao e Metalurgia S.A.(CAEMI)から買収したブラジルBahia州Salvador市の南西250kmのMaracasプロジェクト(白金族-バナジウム鉱床)の探鉱成果と今後の開発見通しを発表した。
2007年5月22日に発表されたデータによると、同社は、これまでに27孔、5,579mのボーリングを実施、その結果全てのボーリングで白金族-バナジウムを含む塊状の磁鉄鉱層を捕捉した。そのうち分析の終了した3孔では、FGA56孔で着鉱幅:32m、バナジウム(V2O5)品位:1.68%、白金族(PGM)品位:0.49g/t、FGA57孔で着鉱幅:30m、バナジウム(V2O5):1.85%、白金族(PGM)品位:0.48g/t、FGA58孔でバナジウム(V2O5)品位:2.2%、白金族(PGM)品位:0.56g/tといった分析結果を得ている。ボーリングは最終的に10,000m実施される予定である。過去に実施されたボーリングにより鉱床は地表下150m、延長325m、平均幅25mとされていたが、本調査で垂直方向には更に2枚目の鉱床層準があり300m以上広がっていることが判明した。
これらの結果に基づき、同社は鉱量:11.8百万t、バナジウム(V2O5)品位:1.44%、露天採掘でマインライフ21年以上、初期投資額120百万US$規模で開発の可能性があると見ている。
なお本鉱床は塩基性・超塩基性貫入岩に伴われる正マグマ鉱床で、かつてからバナジウムの存在が知られていた。
