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ニュース・フラッシュ

2007年6月14日 シドニー 久保田博志

Consolidated Minerals Limited、買収反対が広がる

 元BHP BillitonのCEOのBrian Gilbertson会長率いるPallinghurst Resources社(本社ロンドン、以下Pallinghurst社)によるConsolidated Minerals Limited(本社パース、以下ConsMin社)の権益取得に反対する動きが活発化してきた。
 ConsMin社の株主の一部(権益の約16%)が、当初提示の買収条件反対に投票すると見られている。ニッケルとマンガンの価格が上昇した現在では、ConsMin社役員会が当初支持した同社の買収条件は過少評価であるとされる現段階で、意思表示を明確にしている株主はまだ少ない。
 一方、ConsMin社は、同社の主力鉱山であるWodiWodi鉱山(西オーストラリア州)で5月28日に発生した尾鉱ダムからの2,500m3に及ぶ廃水漏出事故に関して当局からの調査を受けるという問題を抱えている。

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