メキシコ・鉱山冶金労働組合、カナネア鉱山等で予定のストライキを中止

　業界情報(6月15日付)等によると、メキシコ鉱山冶金労働組合(STMMRM：Sindicato de Trabajadores Mineros y Metalúrgicos de la República Mexicana)は、カナネア鉱山等グルポ・メヒコ(GM)社傘下の鉱業所で予定していたストライキの中止を発表した。本ストライキはGM社に新労働協約の締結を求めることを目的としており、6月15日から決行される予定であった。
　労働省の連邦調停仲裁委員会(JFCA：Junta Federal de Conciliación y Arbitraje)は、Napoleón Gómez STMMRM委員長(公金横領の咎で逮捕されること避けるため、現在カナダに在住)が同委員会に出頭せずストライキ許可文書への署名を行わなかったため、本ストライキの実施を承認しなかった。STMMRMの幹部は、ストライキを再度計画する旨、述べている。