ニュース・フラッシュ
2007年6月25日
シドニー
永井正博
Alumina社、Alcoaへの投機の影響を受けて株価高騰
地元紙等によると、Alumina Ltd.(本社メルボルン、以下Alumina社)の株価は、米国のJVパートナーであるAlcoa社買収の動きが続いていることを受けて、高騰している。現在Alcoa社は、BHP Billitonによる400億US$の買収に直面している。Alumina社は2002年にWMC社から分離され、その資産はAWAC社JV(Alcoa社60%、Alumina社40%)だけである。このため、Alcoa社への買収ビッドはAlumina社へのビッドともなる。
BHP Billitonの新しいCEO Marius Kloppers氏が、ファンド筋に対し、世界最大の鉱山会社にとって、AWACのような下流の資産が必ずしもわき道ではないということを指摘したことで株価があおられているとみられる。
