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ニュース・フラッシュ

2007年6月27日 シドニー 永井正博

香港の投資銀行Crosby社、Marathon社の買収失敗

 Crosby Capital Partners(本社香港、以下Crosby社)のオーストラリア子会社Buttermere Australia Pty Ltd.(以下Buttermere社)は、6月26日、ウラン探鉱ジュニアのMarathon Resources Ltd.(本社アデレード、以下Marathon社)に対するビッドの7月4日の締め切りを延長しないと公表した。
 Marathon社は、西オーストラリア州でMt Geeウラン鉱床を所有しており、最近のボーリング結果から、69百万lb(31千t)のウラン(U3O8)の予測資源量があるとされている。
 Buttermere社は、2006年7月にMarathon社に対するオフマーケット・ビッドを68c/株で開始した。2007年3月、3.52A$/株のオファーをしたが、Marathon社の株はすぐに4A$/株となった。最終的にButtermere社は、Mt. Gee鉱床が生産を開始できるかどうかは不明確であるという理由で終了することになった。
 Marathon社のこのビッドに対応するコストは800,000A$になった。しかし同社の会長Peter Williamsは、このコストはMt. Geeプロジェクトがよいプロジェクトであることを証明するよい使い方で合ったと述べた。

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