ニュース・フラッシュ
2007年7月2日
バンクーバー
武富義和
カナダ・Huckleberry鉱山の露天掘りピットで斜面崩壊
カナダのImperial Metals社は、Huckleberry鉱山の東ゾーンの露天掘りピットの斜面が6月22日に崩壊したと報じている。
18日、斜面高所に亀裂が確認された時点で、機械類の移設、並びに、人員は避難しており、被害はなかった模様。しかしながら、斜面崩壊により21日から22日にかけて大量の岩石がピット内に落下した。
東ゾーンの埋蔵鉱量は既に残り少なく、2007年の7月末には終堀予定であった。
今回の斜面崩壊に関連して、他のピットへの影響はなく、また、選鉱場も在庫を使って操業しており、影響は出ていない。現時点では、鉱山側は、在庫からの供給と新たに拡張したメインゾーンからの出鉱に期待している。
2006年のHuckleberry鉱山の銅生産量は3.2万t、モリブデン生産量は139t。同鉱山はBC州北西部に位置し、Imperial Metals社50%、残りの権益を日本の三菱マテリアル(株)、同和鉱業(株)、古河機械金属(株)、丸紅が保有している。
