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ニュース・フラッシュ

2007年7月5日 シドニー 永井正博

Kagara社、2006/2007年度の利益目標を引き下げ

 Kagara Zinc Ltd.(本社パース、以下Kagara社)は、4月に公表された3月末四半期財務報告で報告された税引き前利益年度目標を175百万A$から130百万A$に修正した。Kagara社にとって1月公表の200百万A$の見込みを175百万A$に減じて以来2007年度2回目の引き下げである。
 Kagara社は、クイーンズランド州で銅・鉛・亜鉛精鉱を生産しているが、6月までの3か月の生産ダウンは利益に影響を与えたと述べた。Mt. Garnet選鉱場の6月末四半期の生産は、精鉱中金属量ベースで銅26,000t、鉛4,700t、亜鉛18,000tと予想され、予想水準より25%低い。この生産ダウンは、Balcoomaポリメタル露天掘鉱山における高品位鉱床へのアクセスの遅れと悪天候による鉱石輸送の中断によるものと述べた。
 Kagara社は、Mt. Garnetの選鉱について、雨期にBalcooma鉱山のからの鉱石依存度を減少させ、天候による生産中断のリスクを最小限にすることを実行することによって、2007/2008年度の生産は精鉱中金属量で銅35,000t、亜鉛40,000tと期待している。
 2008/2009年度の亜鉛生産は、Mungana鉱山の稼働に伴い、70,000tまで増加し、2009/2010年度にはフル生産の100,000tまで増加する。Mungana鉱山がフル生産の場合も、銅生産も45,000tで安定する予定である。

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