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ニュース・フラッシュ

2007年7月8日 リマ 西川信康

ペルー・CASAPALCA鉱山、労使合意により操業再開

 業界紙等によると、7月7日、ピニージャ労働雇用促進大臣はCASAPALCA鉱山における労使合意の達成と、7月12日からの操業再開が決定された旨を発表した。
 合意書では、解雇された106名のうち組合の主要指導層を含めた40名の職場復帰が認められ、残り66名については、暴力行為を行ったとして復職に対するCASAPALCA株主らの懸念が存在することから、今後15日間かけて個別に審査が行われることになっている。
 また、人材派遣会社は労働者に対して5月分の月給のほかに各労働者につき1,000ソーレスを特別支給するほか、抗議運動で死亡した組合指導者の未亡人に対しても見舞い金の支給を約束した。復職が検討される66名に対しても450ソーレスが支給されるという。さらに2日後、他の労働問題に関して労働省を交えた交渉がリマで行われることも併せて決定された。

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