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中国商務部、2007年タングステンの総輸出割当数量発表
安泰科によれば、6月19日、商務部は第2回輸出割当量の発表し、2007年のタングステン総輸出割当数量を全て発表した。商務部が発表したタングステンの総割当数量は15,564.8t(金属量)で2006年の16,007.5t(金属量)と比べ、442.7t(金属量)減少した。その内訳としてはAPTとメタタングステン酸アンモニウムが24.7%、タングステン酸が6.9%、酸化タングステンが51.5%、タングステン粉末が16.9%である。企業種別によると、生産企業は61%、2006年の56.7%と比べ4.3%増加し、貿易企業は39%を占め、2006年の43.3%と比べ4.3%の減少となった。
生産企業では江西希有希土金属タングステン業集団、株洲超硬合金集団有限公司、厦門タングステン業、自貢(四川省のタングステン企業)の4社大手企業が43.7%を占め、前年の40.7%と比べ3%増加した。他の生産企業も17.4%を占め、前年の16%と比べ1.4%増加した。貿易企業では中国五鉱集団公司、中国中化集団公司2社の中央企業は34.4%を占めたが前年の38.4%と比べ4%減少し、その他3社地方貿易企業も4.5%を占めたが前年の4.9%と比べ0.4%の減少となった。江西、湖南2省のタングステン主要生産地にある企業は36.9%を占め、前年の32.6%と比べ4.3%増加した。
商務部が発表した中国・外国合弁企業へのタングステン割当数量を加えると2007年のタングステン総輸出割当数量は17,264.8t(金属量)となる。2007年のタングステン輸出割当数量決定に当たっては、商務部による生産企業及び生産地を優遇する政策が反映した。
