閉じる

ニュース・フラッシュ

2007年7月10日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・CODELCO、下請け従業員と対話のテーブルにつく -ストライキは継続中-

 地元各紙によると、CODELCO下請け従業員のストライキは今なお継続中であるが、CODOLCOと請負労働者総同盟の代表者が対話のテーブルにつき、話し合いを始めた。CODELCOはストライキ開始から10日経過後、請負労働者総同盟と対話のテーブルにつくことを決め、7月4日、請負企業及び請負労働者総同盟を会議に召集した。
 CODELCO本社で行われた会議では賃金・生産性委員会、社会保障委員会の二つの委員会を立ち上げてテーマ別に継続討議することが取決められた。賃金・生産性委員会では請負企業側が要請している請負業務の最低料金制や下請け従業員が要求しているベースアップ及び一時金支給等の問題を討議、社会保障委員会では下請け従業員の医療、教育及び住宅に関する問題を検討することになっている。請負労働者総同盟のCuevas調整員は具体的な解決策が出ない限りストライキは解除しないと主張している。
 6月25日に始まった下請け従業員のストライキは、6月28日のRadomiro Tomich鉱山SX-EWプラントの占拠事件以降、暴力行為は見られなくなったが、各鉱山へのアクセス道路の封鎖は依然続いている。

ページトップへ