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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年7月17日 メキシコ 権藤 浩

メキシコ・グルーポ・メヒコ社、カナネア銅山7月17日早朝から平常操業

 メキシコのグルーポ・メヒコ(GM)社HP(7月17日付)によると、同社は、メキシコ・ソノラ州のカナネア(Cananea)銅山の労組員が、7月17日早朝7時から鉱山に復帰し平常操業に戻ったと発表した。
 GM社によると、鉱山支部労組リーダーと直接交渉した結果とし、ソノラ州エドゥアルド・ボース(Eduardo Bours)州知事や関係者の支援を得て、漸く合意に達したとする。合意内容の詳細は発表されていないが、6月1日から約1.5か月間にわたる違法ストライキ期間中の労組員給与の50%を、GM社が支払うことで合意した。
 なお、カナネア鉱山は、6月上旬に6月及び7月の銅・モリブデン供給契約先に不可抗力条項を発動していた。また、同鉱山は、2005年の銅生産量が約175千t、マインライフ80年以上の銅埋蔵量を保有しており、7月13日にGM社フアン・レボジェド国際担当副社長が業界紙へ公式閉鎖を語ったラ・カリダ銅山(2005年銅生産量約144千t)とともに、GM社が保有するメキシコ2大銅露天掘鉱山の1つである。

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