ニュース・フラッシュ
2007年7月17日
サンティアゴ
中山 健
アルゼンチン・Mendoza州で鉱業投資撤退の動き
7月13日付け地元紙等によると、カナダのジュニアカンパニーであるPortal Resourcesのアルゼンチン子会社Portal del Oroは、アルゼンチンMendoza州の金鉱床探査への投資を凍結すると発表した。
Portal ResourcesはMendoza市の南86kmにあるポーフィリー銅鉱床を対象とするAnchorisプロジェクトに2.5~3.0百万US$を投資して探鉱を計画していたが、先にMendoza州が、鉱業において水銀とシアンの使用を禁ずる法律を制定したのを受けて凍結を決定したものである。これにより同社は既に現地で雇用していた職員を解雇した模様である。また同社がAnchorisプロジェクトの近くで実施していたTigreプロジェクトについても同様に探査を中止した模様である。同社はチリとペルーで案件発掘を行っており、間もなくチリで新規案件をスタートすることになるだろうと担当者は語っている。