中国・雲南銅業株式有限公司、赤峰での10万t銅電解プロジェクト、生産開始

　安泰科によれば、2007年7月11日、雲南銅業株式有限公司が持株会社である内モンゴル赤峰雲銅有色金属有限公司(以下赤峰雲銅)は、盛大な電解プロジェクト竣工式を開いた。雲南省の省長補佐米東生、雲南省国有資産監督管理委員会徐盛鵬主任及び内モンゴル赤峰市の委員会、市政府の指導者が竣工式に出席した。
　2006年6月に雲南銅業株式有限公司、赤峰金峰有限公司、赤峰市人民政府3者の協議に基づき、雲南銅業株式は、赤峰金峰銅業と共同出資により赤峰雲銅を設立し、年間生産能力10万tになる高純度銅カソード電解工場の建設を開始した。同公司は内モンゴル自治区赤峰市錦山工業パークに位置し、敷地面積は13.21万m²で、主に非鉄金属、有価金属分野の先端技術及び製品の研究・開発・生産・販売をする。登録資本金は4.767億元で、雲南銅業株式有限公司は65.01%の権益を所有している。本プロジェクトの投資総額は4.4億元で、年間販売額70億元、税込利益額5,000万元を見込んでいる。本プロジェクトは内モンゴル自治区の投資奨励重点産業プロジェクトで国の環境保護設計基準に基づき、廃水、廃棄物、廃棄ガスのゼロ排出を目指している。
　雲南銅業集団有限公司鄒 韶禄総経理の話によると、2007年下半期赤峰雲銅は電解銅5万tを生産する計画で、雲南銅業公司の電気銅生産量は45万tに達する見込みである。2010年まで、赤峰雲銅の電解銅生産能力は20万tになると予想している。