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ニュース・フラッシュ

2007年7月31日 リマ 西川信康

ペルー・Glencoreが閉山計画書を近く提出

 ペルーでは、2005年8月に公布された閉山法施行細則を受けて、操業鉱山の閉山計画書の作成が義務づけられているが、業界紙等によると、Glencoreグループは、Perubar及びLos Quenuales等の小会社によって操業を行う鉱山並びにカヤオ港の精鉱保管倉庫の閉鎖作業に4千500万$を投じる計画であることを明らかにした。
 国立企業証券監査委員会(CONASEV)によれば、専門コンサルタントによるYauliyacu鉱山及びIscaycruz鉱山(双方ともLos Quenualesが操業)の閉山計画に関する調査が既に終了しているほか、閉山経費は3千280万$にのぼるという。また、Perubarが操業するRosaura鉱山の閉山計画に関する調査は2009年に開始予定であるほか、カヤオ港の精鉱保管所の閉鎖作業には1千160万$が必要とされるという。今後、Glencoreは、これらの閉山画書をエネルギー鉱山省に提出し承認を受けることになる。
 カヤオ港におけるGlencoreの鉱物倉庫は同港から輸出される精鉱の45%を占めており、カヤオの鉱物倉庫閉鎖後は、リマ北部のチャンカイが新たな輸出基地になる公算が強いという。

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