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メキシコ・鉱山冶金労働組合、グルポ・メヒコ社の3鉱山でストライキに突入
7月31日付け地元経済紙等は、メキシコ鉱山冶金労働組合(STMMRM)に所属する組合員約3,000名がグルポ・メヒコ(GM)社の3つの鉱業所で7月30日からストライキに突入したと報じた。ストライキに参加したのは、STMMRMの第17支部に属するゲレロ州のタスコ銀山、同第201支部に属するサカテカス州のサン・マルティン銅・亜鉛鉱山、及びソノラ州のカナネア銅山の労組員である。記者会見においてSTMMRMの実行委員会は、本ストライキは保安衛生項目に関する労働協約違反に起因する旨、表明している。さらに、STMMRMは、本ストライキは無期限であり、たとえ連邦調停委員会の違法判定が出されても、GM社との新労働協約の交渉が成立するまでストライキを継続する旨、声明を発表している。
また、同労組のカルロス・バボン書記長は、GM社には2006年事故で死亡した75名の鉱山労働者に対する責任があり、死亡事故の原因はGM社が労働者に対して最低限の保安条件を与えなかったことであるとし、さらに、労働省が新労組の結成を許諾し、(GM社の目指す)組合の分裂に協力していると、非難している。
