カナダ･Kinross Gold社の2007年第2四半期実績、生産量12％増

　カナダ･Kinross Gold社の2007年第2四半期の金生産量は、前年同期の386千ozと比べ14%増の440千oz、同じく売上高は252百万$から290万$へと15%の増となった｡一方、純利益は、販売コストが311$/ozから348$/ozと上がったことから、金の平均販売価格が上がったにも係わらず、66百万$から53百万$へと19%減少した｡
　ブラジル･ミナスジェラス州のParacatu拡張プロジェクトの建設工事の進捗は41%で2008年半ば完了予定｡またBema Gold買収により取得したロシア極東のKupolプロジェクト(権益比率75%、)の建設工事の進捗は67%で、2008年半ばの完成を予定している｡Kupolプロジェクトは、販売コストが90$/ozと極めて低く、金418千oz/年の生産が見込まれる｡