ニュース・フラッシュ
2007年8月7日
北京
土屋春明
中国、2007年6月のフェロモリブデン輸出量対前年同期比74%増
安泰科によれば、2007年6月中国のフェロモリブデンの輸出量は2,348tで2006年の6月と比べ74.1%増加した。この現象は各大手モリブデン輸出業者が中国政府による輸出量割当政策(2007年6月18日から実施)施行前に次々とフェロモリブデンの輸出量を増加したことによる。フェロモリブデンの主要輸出国先はヨーロッパ、米国である。オランダへは1,069t輸出したが、この輸出量は2006年6月の3倍以上に相当する。また、米国へは輸出658t輸出したが、2006年6月と比べ5.5倍増加した。
2007年上半期中国のフェロモリブデン輸出量は、10,917tで対前年同期比22.3%の増加となった。そのうち、オランダと米国に輸出するフェロモリブデンの輸出量が対前年同期比それぞれ114.4%増、29.6%増で、4,351t、1,474tである。
