ニュース・フラッシュ
2007年8月14日
サンティアゴ
平井浩二
チリ・CODELCO、2008年半ばに海水淡水化プロジェクトの実施を決定
8月10日付け地元新聞等によると、CODELCOは鉱山用水確保のため、海水淡水化プロジェクトの可能性を検討し、2008年半ばまでにプラント建設の可否を決定する予定である。
CODELCOは長期的な銅生産量増加に対応するため、電力エネルギー源及び水資源の確保を進めているが、海水淡水化プロジェクトについては、操業コストとメンテナンスコストが高いため、2008年半ばまでに、プロジェクトの可否について十分な検討を行う必要がある。現在、CODELCOはスペインのOHL社、ドイツのSiemens社、アメリカのGeneral Electric’s社に海水淡水化プラント建設に係る見積もりを依頼し、コスト分析を行なっている。また、同プラントの建設資金確保のため、他の鉱山会社と共同でプロジェクトを実施することを検討している。
