ニュース・フラッシュ
2007年8月14日
サンティアゴ
中山 健
アルゼンチン・Salta州政府ウラン生産計画を州議会に提出
8月9日付け地元紙等は、Salta州鉱業省Ricardo Alonso次官が同州の将来のウラン生産計画案を地方議会に提出したと報じた。次官の発表は環境へのリスクを伴わないウラン鉱石開発計画と鉱業省と環境省との間での準備される規制について報告したもの。また環境保護主義者により曲解されている鉱山開発についても明確にしたと伝えている。Salta州は伝統的なウラン生産州で、生産を再開したいと鉱業次官は意欲的に語っている。アルゼンチン原子力エネルギー委員会の工業部門であるDioxtekとSalta州のMinera La Casualidadは現在Don Ottoウラン鉱山の共同開発合意書を修正しているところである。原子力エネルギー委員会は1955年から1981年までDon Otto鉱山を操業していたがウラン価格の低迷で閉山を余儀なくされていた。Don Otto鉱山の再開により、現在輸入ウランを使用しているEmbakseおよびAtucha I原子力発電所への供給が可能となる。