ニュース・フラッシュ
2007年8月14日
バンクーバー
武富義和
ウラン価格、ウラン企業の株価とも大幅下落傾向
世界的なウランの供給過剰、需要減を反映し、ウランのスポット価格は現在下落傾向にあり、Trade Tech社、Ux Consulting社とも長期的スポット価格は95$/lbまで下がると予想している。
ウランに対する市場の反応は厳しく、現在のウラン価格の低下は、米国DOEによる200tに及ぶUF6の販売も影響している。Trade Tech社によると、先月の世界のウラン供給量は需要量の3倍になっており、これは、UO2換算で3百万lb以上に達している。
株価下落に伴い、ウラン生産会社Cameco社の現時点での時価総額は153.7億$(過去12か月における最高時と現時点での比較-32.8%)、Uranium One社43.8億$(-39.4%)、Denison Mines社20.2億$(-40.6%)となっている。また、探鉱開発会社Energy Metals社は12.4億$(-31.3%)、First Uranium社11.8億$(-29.3%)、Mega Uranium社9億$(-43.0%)、Aurora社1億$(-29.2%)と大幅に下落している。