ニュース・フラッシュ
2007年8月16日
リマ
西川信康
エクアドル・新石油・鉱山大臣が、懸案の鉱業問題へ取り組み始動
地元業界紙等によると、Galo Chiriboga新石油・鉱山大臣は、鉱業分野の管理状況、契約内容、投資など現状を分析するために、カナダ、ペルー、チリなどの鉱業専門家の参加を要請して、エクアドルに適した鉱業法改正のたたき台を作成し、制憲会議において討議し、鉱業分野の健全で持続的な発展ができるような、明確な規定を盛り込んだ新鉱業法を公布する考えを明らかにした。
また、José Serrano鉱業次官は、César Mancheno鉱業会議所会頭と会談し、現在、地域住民による反鉱山開発運動などにより停滞している探鉱開発プロジェクトサイトにおいて、企業側、住民側、当局と対話を行っていくタイムテーブルを作成する考えを述べた。
一方、Junin Projectに関し、鉱業当局は8月8日、Ascendanta Copper社代表及び地元住民と個別会談を行った。Ascendant社のFrancisco Veintimilla社長によれば、今回、鉱業当局が問題解決のために積極的な対話姿勢を打ち出したことを評価し、早急な問題解決と鉱業活動再開の承認を期待すると述べた。
